Eternalという名前の由来

Eternalは無地の白いドレスシャツですが、私達はこのモデルをブランドフラッグシップ
モデルに設定しました。

常に大きくトレンドの影響を受けるファッション業界において、無地の白いドレスシャツはトレンドに大きく左右されることなく、恒久的な定番アイテムとして君臨し続ける存在であること、加えて世界中のどの地域においても長く愛され続けているアイテムであることから、このプロダクトを、「永遠」を意味するEternalと名付けました。

Eternalは毎年、僅かにチューニングを重ねていきますが、無地の白いシャツであることは変化させず、徹底してデザインと品質にこだわり続けるCORALNINEのフラッグシップとして位置づけています。

Gift from OKAYAMA

まず、日本製品のクオリティについてですが、数多くのサーファーから最高のウェットスーツは、日本のウェットスーツであると言われているのと同様で、日本の技術と品質についてここで説明する必要はないでしょう。

実は、私たちが多くの時間を割いて設計したシャツは、試作品作りを重ねていった結果、高い縫製技術を要求する製品となりました。

試作品をひとつ作れと言われれば作れますが、リーズナブルなプライスで生産可能な工場を捜すとなると話は別で、このことが大きな課題になっていました。

例えば、衿です。この衿を美しいアーチ形状に安定させるために、衿の表と裏の生地の大きさを僅かに変えています。

それだけではなく、芯地は、厚くて柔らかいもの1枚と薄くて形の異なるものを2枚、計3枚も張り合わせています。

この様な複雑な構造をもつシャツを綺麗に仕上げるには、高度な縫製技術が必要で、私たちの求めるクオリティを出せる工場がなかなか見つからなかったのです。

パートナーを探していく過程で私たちはツテをたどって日本の岡山に行き着きました。

岡山の地を訪れ、街を歩き、工場の人たちと会って話しを聞き、岡山の海辺に出て空気を感じたとき、私たちはこの地に魅了されました。

日本一美しいとも言われる複雑に入り組んだ岡山の海岸線は、神秘的ですらあります。

この土地の歴史を辿ると、古くは綿の産地であった岡山は、伝統的に、繊維産業と縫製産業が発達している街だったのです。

この土地には、その歴史的背景からも着実にクラフトマンシップが息づいており、
ここの職人により作り出されたシャツが世界中のサーファーを魅了するであろうと私たちは確信しました。

鍛えられたサーファーの 身体にフィットするデザイン
このシャツは恐らく、世界で初めて大人のサーファーに向けて作られたドレスシャツです。

私たちがなぜこのシャツを作ったのか。

長年パドルをしすぎて、上腕部と背筋、大胸筋が発達し、少し太くなりすぎてしまったと感じているサーファーは数多くいるのではないでしょうか。

そう感じる原因のひとつは、現在のアパレルブランドの多くが、スリムな人が着て似合うようにデザインされていることが
挙げられます。

店で丈の合う気に入ったデザインのシャツに袖を通すと、腕や胸のあたりが窮屈で着られず、逆に腕や胸のサイズがぴったりのシャツを着ると、ワンピースのように丈が長いシャツしかないという悩みがありました。

この問題を解決し、サーファーが気持ちよく着られるスタイリッシュなシャツが欲しい、もう年齢的にもグロメッツではないので、少し上品なシチュエーションでも映えるシャツを1枚は持っていたい、と感じていたのが設計の原点です。

私たちサーファーが、ドレスシャツを着る頻度は、実際にはそれほど高くはないかもしれません。

しかし、だからこそ着る機会が訪れた際には、シンプルでデザインの良いシャツをさっと着て、気持ちよく出かけて欲しいという想いがこのシャツには込められています。

  • このシャツのデザインで拘ったのは、全体のシルエットと首周りのVゾーンです。

    シンプルな白いシャツは誤魔化しが効かないため、良いモノを作るには、素材の良さに加え、絶妙なデザインが要求される難易度が高いカテゴリに属しています。

    しかし私達は、敢えて一切の無駄が省かれたシンプルな製品をとことん拘って創ることにトライしました。

  • 緩やかにアーチを描く衿と首元のドレープに隠された秘密

    第一ボタンを外したときに、首元に上品にドレープが出るパターンに仕上げてあるところがデザイン上の特徴です。

    この程よいドレープを描いているシャツというのは、どこにでも有りそうですが、実はなかなか無く、見た瞬間に品質の良いシャツであるというのが、おそらく誰の目から見ても明らかであると私たちは自信を持っています。

    今では、ひとつの完成形に到達していると考えていますが、ここに行き着くまでに、惜しみない時間と労力を費やしたつもりです。

    また、私たちはこのドレープにより形成される胸元が、時折どことなく巻貝を逆さにしたようにも見えるので、シェルドレープと名付けました。

    このシャツの衿は、着こんで行くうちに衿が内側に僅かに反ってアーチを描くように設計されています。

    この僅かに内側に向くアーチを形成するために衿の表地と裏地の大きさを変え、しっかりとしていながら首に刺さって痛くないよう芯地の素材を厳選し、厚くて柔らかい芯をベースに薄く形の異なる2枚の芯地を用いて合計3種類の形と素材の異なる芯地を使用し縫製しています。

  • 左右非対称のアームデザイン

    見た目には判りませんが、腕の部分が左右非対称にデザインされています。

    これは、ダイバーウォッチなどのしっかりしたサイズの腕時計をしたときに、シャツの袖口に時計が引っかかってしまい着心地を害するという状態に陥らないようにするためです。

    左腕のみ袖口の径が若干大きく設計されており、そこに向けてスムーズにシャツが縫製されるように左右の腕の型が僅かに異なっています。

着心地の良さと上質感を追求した素材と縫製

コットン63%、ナイロン32%、ポリウレタン5%の伸縮性のある日本製の柔らかい生地を使用しています。

一般的に、細い糸を使って織られた生地が高級品とされていますが、当然、このシャツも細い糸を使用しています。

また、シャツの縫製の質を見分ける方法として、目の細かいピッチで縫い合わせているかどうかが、上質なシャツであるかどうかの一つの目安になります。

その点においても、このシャツは、丹念に1インチ13針入るように目の細かいピッチで縫製されています。

さらに伸縮性のある生地であるため、難易度の高い縫製技術が必要とされるのですが、優れた技術をもつ職人の手により一枚一枚丁寧に縫製されています。

また5%のポリウレタンは伸縮性を生み出すための素材になりますが、このポリウレタンが入る事により着心地を格段に向上させています。

このようにこのシャツ”Eternal”には、細部に渡り工夫と技術が積み重ねられています。

これら一つ一つの積み重ねが、全体として大きなデザインや着心地の違いを生むという点では、サーフボードのコンケーブやロッカーなど、遠くから見ても判らない細部の作り込みが重要であるところに似ているのではないでしょうか。